アマチュア無線局  JH9GXZ

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2021年 新スプリアス規格を遵守すべく設備を刷新し 古いものは断捨離しました。

 アマチュア無線技士の無線を使っての会話の話題といえば、かつては製作談義が中心でした。現在では既製品を購入し世間話するだけのものに変化しつつあります。

 テスターの使えなかったり、ハンダ付ができない無線技士が増えてきたように感じます。

 既製品が氾濫してその必要性がなくなってきたことも要因でしょうが残念です。

 

 周りには電子工作に限らずプラモデルやラジコンを作ったりオートバイ、自動車を自分で整備、分解、修理したりする人間が減ったように感じます。小中学校でも理科実験が激減しまた実習のない形式だけの技術家庭教科になってきたなど動作原理を実際に感じたり、完成した喜びを感じる機会が激減したのではないでしょうか。

 携帯ゲームに興じている若い人を見かけると、ゲーム業界の餌食にされてかわいそう、時間もお金も、もったいないなあと思います。

 アマチュア無線技士の資格は、昔に比べて簡単に取れるようになりました。

 電気的なこと機械的なことなど必要な知識は多岐にわたります。必要あって、試行錯誤しているうちにできるようになることも増えていくような気がします。

 資格を取って竹竿アンテナなど作ってみたり地元のサークルに参加するなどいかがでしょうか。

 

免許、アンテナなど

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アンテナのおはなし

残念なことに1/2波長のダイポールを中央で給電するときのインピーダンスは75Ω、逆V型インバーテッドアンテナでは50Ωと信じて疑わない方があまりにも多い。テキストには高さのことも書いてあるですが。

 これはエレメントが地面からの影響を受けないくらい高く架設してある理想空間でのお話です。タワーやコン柱などがあればよいのですが、高く上げることができない場合、設置する高さが理想空間でのものではなくて、論理どおりに動作しなくて苦労することが多いのではないだろうか。敷地が狭いのでくの字に曲がっている。左右のエレメントの環境が対照的でないことは珍しいことでもないと思います。片側がカウンタ―ポイズになって平衡アンテナではなくなっていることもあるかもしれません。この場合、平衡アンテナではなくなってバランを外したほうが良い場合もあります。

 エレメントの地上高が低い場合は地面やトタン屋根などの広い金属面とエレメントの間にコンデンサーを形成して共振点が低くなります。こうなると給電インピーダンスは低くなります。エレメントを調整してもSWRが下がる点がなくなります。(短縮アンテナもインピーダンスは低い傾向にあります。)特にエレメントの先端はインピーダンスが高くて周囲の影響を受けます。V型ダイポールのように先端が給電部より高くしてあるのはそのためです。逆Vアンテナは先端は周囲の金属から1/8波長離したいものです。

 画像のクリエートの730v-1用のバランにみられるようにコイルが入っていますがこれはヘアピンマッチと呼ばれるものです。このようにエレメント間にコイルを入れてみるとSWRが下がることがあります。他にスタブと言って左右のエレメントが接続してあるバランの端子に解放端の同軸ケーブルの芯線と反対側は網線を接続してコンデンサーを形成して50Ωにマッチングをとってみることもできます。共振周波数と給電インピーダンスが適合すると受信性能が上がることが実感できます。

 SWR値はエレメントの状態と給電方法の結果であることを理解しているだろうか。

 トランシーバーのアンテナチューナーを使って思考停止している方が多いのですが、アンテナ直下のSWRを調べるには直下または波長×1/2×0.67(FBタイプの短縮率は0.8)×整数倍(1.2.3など)の長さの50Ω系の5D2Vなどの同軸ケーブルで伸ばして測ることができます。

(7.05MHzでは300÷7.05×1/2×0.67=14.25m(又は28.50m)

 給電する同軸ケーブルの長さをこの長さにすることでアンテナ直下のSWRをを監視できます。アンテナ直下SWR=1はいかなる長さの同軸ケーブルでも定在波が立ちませんがSWR=1から高くなっていくと定在波が立ち始め給電する同軸ケーブルの長さによって末端のSWRが変化していきます。さらに定在波の立っている状態での使用は電波のロスも大きくなります。定在波がたっている状態では嘘のSWR=1があります。同軸ケーブルは定在波がたたないことを想定して設計してあります。定在波を立てて使うのは平衡フィーダーによる給電です。(平衡フィーダーはロスが少ない。)受信に関しても例えば2つの音叉(おんさ)を並べて片方の音叉を鳴らすと他が共鳴するようにように共振周波数ではエレメントは空間上の波長の同じ電波と共振し受信性能を格段に向上させてくれます。エレメントが共振していない場合やエレメントは共振しているのだけれどもインピーダンスが合わないなど給電方法が間違っている状態では送信しても飛ばないから、それではと送信パワーを上げると耳の遠い年寄りの大声になってしまします。どうにか相手には届いているんだけれど相手局の信号が弱いことになります。同軸に定在波が立って不要輻射がふえエレメント以外の場所からも電波が輻射されて電灯線やインターフォンやテレビのケーブルに電波が乗ってインターフェアが出たりします。アンテナだけでも奥が深くてアンテナ製作は興味深いものになります。

 ※同軸ケーブルは芯線と網線の容量が10cmに10㎊ありますので20mでは2000㎊のコンデンサーに相当します。定在波の立っていない場合の減衰は無視できるほどですが、定在波の立った同軸ケーブルは電波の減衰が激しいことが想像できると思います。

 目的の周波数に共振した状態のエレメントのアンテナとそれに合ったインピーダンスで給電方法をすることが原則。同軸ケーブルはアンテナの一部ではない。

生意気なことを書きましたが、実は私は敷地内で満足のできるアンテナの架設はできていません。永遠の課題です。

IC-7300のこと

無線免許状の更新にあたり新スプリアスに適合した機種であるIC-7300を買いました。

アイコムのHF機は過去にIC-720  IC780を使いましたが、20年ぶりになります。

真空管からトランジスター、FET、ICへ。バリコンを使ったLC発信器からPLL、DDS。低周波回路のデジタル処理、高周波回路であるIF段からのデジタル処理と進化してきましたが、そしてなんと周波数変換なしのデジタル処理です。画像はケースを開けた時の物ですが受信部にはコイルやIFTがほとんどありません。内部の回路がブラックボックスになり自分で修理できなくなりましたので魅力が半減ですが、その機能と完成度の高さには驚かされました。悲しいことに取説を見ても操作を記憶できないこともふえてきました。新しい時代に入ったことを感じさせる1台です。これの上位機種はIC-7610です。各社のこれからの次世代製品には目が離せません。                       2020年5月

 

FTM-400の故障(電話のモジュールプラグを接続したことによる短絡)

何十年ぶりだろうか。メーカーに修理を依頼することになりました。新スプリアス製品は回路図等ないうえにチップ部品が基板上にひしめいている。故障個所を特定することができなくてホームページから必要な書類をダウンロードしてメーカーに送りました。10日で修理から戻ってきました。

画像にありますが修理から帰ったものを確認したところ正常動作品では電源を接続してコントロールパネルを外した状態では純正のコードのコネクターで測ったところ赤13.8V,オレンジ、黄色は0V,緑はアースで0V。(コントロールパネルは13.8Vを供給されていることさえブラックボックスだった。)一方故障していたときは4線とも0V。確認はデジタルテスターでしました。(テスター棒の先に針が付いた端子を接続)また2線の電源ケーブルコネクターを外して本体のMコネクターにテスターのアースを接続し各コネクターの抵抗値は赤3MΩ、オレンジ100k、黄100k、緑4.2Ω(0Ωではない)

故障は、電源とアースがショート(短絡)によって基盤のチップヒューズが断線したのだった。チップヒューズは見慣れないので基盤のどこにあるか不明だ。

TS-850D(25W)の100W改造、DIY 修理、メンテナンス。その他

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TS-570S の修理  DIY

❶TS-570S  ディスプレーのアクリルのブツブツ

❷TS-570 メモリーリチウム電池交換後におきたCWの感度低下

❸TS-570 中波帯の感度アップ

❹フレキシブルフラットケーブルの破損を汎用品で代用。

TS-570Sのデイスプレーのくもり(ぶつぶつ)の修理、分解、修理

❶厚さ2mm✖34mm✖188mmのアクリル板 9mm幅の黒金のテプラテープ

❷メモリーリチウム電池2032を交換後にCWの感度が顕著に低下しました。フィナルユニットを点検してリレーの不良個所を探したのですがわかりませんでした。いろいろ操作していくうちにCWモードでATがONのときだけ起きる現象だと気がつきました。MENUには受信時もAT回路がONになるセッチングがあり、確認しましたがOFFになっています。取説を細部まで読んだところ、CWモードにおいてFULLブレークインのセッチングではCWモードでの受信は強制的にAT回路を受信信号が通るようになっているではありませんか。パネルのDELAYボタンで(VOX)DLY20を選択するとATがONでも受信時にはAT回路がスルーになりました。メモリー電池を交換した際に、MENUがデフォルトになりFULLブレークインのセッチングになったようです。ここにたどり着くまで数日間悩み、もうすこしでバンドパス回路のリレーをすべて交換するところでした。因みに両面のスルーホールにハンダ付けされたリレーを外すことは大変です。

❸ジャンパーピンを入れ替えたところs5の信号がs9になりました。 

❹フレキシブルフラットケーブルの破損は汎用品を入手しました。線が細く機械的、電気的なことが不安でしたが今のところ問題ありませんでした。

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FT-920   修理 DIY LEDに改造

FT-920 アンテナチューナーの不調

FT-1000の帯域250HzCWフィルターをFT-920に利用。

①オートアンテナチューナーの不調。リレー、ICを交換して原因を探しましたが原因はバリコンとステッピングモーターつなぐジョイントを固定するネジ。2本のうち1本は長いものが取り付けてそれが回転すると金具にぶつかりその回転を機械的に制御するように設計されていましたが、入手したものは短いものに変更されていたためにオーバーランしてしまいエラーしていたと判明しました。動作品と目視で比較できなかったら発見できなかったと思います。②デイスプレーの暗さ。パソコン用の冷却管を利用しようと試みましたがDC-ACのスイッチング電圧の問題なのかパソコン用の冷却管の問題だったのか。現在自動車用の30㎝長のLEDを検討中。③音量調節用のボリュームは、基板面からカーボン部分だけ交換しました。④FT-1000MP用のフィルターを改造しました。⑤FM送信時に10kHz以上も送信周波数がずれていました。FMユニットの水晶とVXOコイル周辺のハンダを吸い取り器で吸引後再ハンダしたところ正常に戻りました。⑥FT920はCW運用に利用しています。FT-1000MPよりもパネルの指示は視覚的にCWのゼロインは見やすくて便利です。ルーフィングフィルターの帯域外の減衰量の問題なのかナローCWフィルターを装着しているのにもかかわらず隣接する信号がしばしば入感することがありますがDSPがこれを見事に解決してくれます。⑦(LEDに交換)デイスプレーの冷極管を外して自動車用の白色LEDに改造しました。2セットが送料を含めても2000円以下で購入できました。あらかじめ可変電源を接続して13.8Vでは350mA、10v120mA,8Vでは10mA流れて明るさはかろうじてぼんやりと点灯しました。LEDが調光できるとは驚きでした。(家庭の100V電球が調光できないものが多いのは内蔵の定電流回路のせいなのだろうか。)

 

 

FT-736   FT-767  修理 DIY

ロータリーエンコーダーのチャタリング

FT-736のメインダイヤル、チャンネル用のエンコーダーの不調のものを入手しました。

(ロータリエンコーダーの不調)ネットで検索するとFT-767も同様のロータリーエンコーダーを使用していて不調が多いようです。経年変化を考えるとLEDの劣化、表面の汚れによる光量不足、フォトダイオードの劣化、表面の汚れが多いのではないだろうかと考えて分解しました。内部は回転時にできたと思われるごみは少なく、デジカメで確認したところLEDは点灯していました。(テレビのリモコン同様LEDの点灯は肉眼では見えません)LEDの光量不足を考え表面の掃除と抵抗値を減らして電流を多くしたところ運よく治りました。特に気を使うこともなく組み立てしましたが不具合はありませんでした。画像にありますが組み立て時にロータリーエンコーダーの基板面を下にしないとパネルの基板に干渉します。

電流を増やしましたのでLEDの劣化が進行するかもしれないので、実験は1kΩのボリュームって最適な抵抗値を探せばよかったと思います。しかしゼロΩにしてしまいLEDに5vをかけてしまって破損させないように気を付ける必要があります。

(チャンネル用のエンコーダーのチャタリング)パネルから外して接点を掃除しようと考えましたが、面倒なので、2個の出力端子とアース間それぞれに473をハンダ付けしただけで支障がなくなりました。

「発見」メインダイヤルを外さなくても上記の修理ができることに気が付きました。

富山市 関動物病院

 〒930-0032

 富山市栄町2-2 

 ℡076-425-7403 

※おかけになりました通話はSDカードに録音させていただいています。

 対象動物 飼犬と飼猫

 受付時間

月曜~金曜日

 午前9時~12時00分 

 午後3時~6時30分

土曜日

 午前9時~12時00分

 午後3時~5時

 

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